烏(カラス)が及ぼす影響
カラス(烏)は、鳥類の1グループ。
多くは全身が黒く、黒い鳥の代表とみなされ、諺などではよく白いサギと対比させられる。ただし実際は、白黒2色のコクマルガラス、暗褐色に白斑のホシガラス、全体的に明色のサバクガラス類などもおり、必ずしも真っ黒ではない。
カラスは、広義にはスズメ目カラス科(あるいはカラス族。呼び名が異なるだけで同じグループである)を指すが、通常はその一部、狭義にはその中のカラス属を指す。広義のカラス、つまりカラス科は、通常のカラスのほか、カケス類、サンジャク類、オナガ類、カササギ類(カササギ属のカササギは、標準和名にはカラスはないが、カチガラス、コウライガラスの異名を持つ)などを含む。これらのほか、ウミガラス、オオウミガラス、カワガラスなどもいるが、カラス科ではなく生物学上のカラスの仲間とはみなされない。
カラスはとても賢い動物として知られている。問題解決能力に優れ、自動車に木の実を轢かせて割る、瓶の中で水に浮く餌を取り出すために石を沈めて水位を上げる、など霊長類に匹敵する知的行動を取れる。特にカレドニアガラスは道具を使うことで知られており、木の幹の穴にいる幼虫を棒を使って取り出す。鳥類の例にもれず視覚認知能力が高いが、さらにヒトの顔を見分けて記憶することができる。天敵は主に猛禽類であり、中でもオオタカの若鳥が最も多くカラスを捕食する。そのためか、カラスは猛禽類に対しモビングをする。また、卵や雛はアオダイショウなどに捕食されることもある。